湿度計というと本体にセンサーが内蔵されていて、測定したい場所に本体を設置しないと使えない製品が多いです。例えば壁と家具の間や家具の裏側など、隙間の測定には不向きで非常に使い勝手が悪くなります。一方、着脱可能でしかもケーブルで長く延ばせるセンサーを採用する湿度計は、本体を手元に置いたまま隙間や裏側に設置することができます。これならいちいちセンサーの場所まで足を運ぶ必要がありませんし、隙間から湿度計を取り出して目視する手間もないです。

ケーブルの長さは製品によりますが、最低でも1mや1.5mくらいの長さがあるのが普通ですから、割りと場所を選ばず設置できるはずです。湿度計の本体は衝撃に弱く、高温や低温の環境下にも不向きですが、衝撃に関してはセンサーにも注意が必要なものの、温度については本体よりも許容範囲が広い傾向です。つまり、冷蔵庫の中の湿度を測定できる可能性が高くこういうところで着脱可能で設置の自由度が高い、センサー外付けタイプの湿度計が活きてきます。冷蔵庫内の測定は一体型にはできない芸当ですし、温度によっては精度が落ちて使い物にならなくなります。

その点、冷蔵庫にも対応する外付けタイプの製品であれば、問題なく使用できるどころか希望の使い方が実現します。何も冷蔵庫に限られるわけではなく、室内から窓越しに屋外の湿度を測定したり、複数台を併用することで多点の同時測定といったことも可能になります。